めぐみ(妻)です。
鴻上尚史の舞台(「僕たちの好きだった革命」)を観てきました。
1999年。とある高校に、69年学生運動のさなかに機動隊のガス弾を受けて30年間意識をなくしていた高校生が復学してくる。彼はあまりに様変わりした高校の様子に驚くが、学校側が文化祭を中止すると言いだした時に、同級生を誘って自主文化祭を開こうと提案し、「現代の学生運動」が展開される…。
あらすじはこんな感じかな。
鴻上の舞台は、第三舞台の10年間封印公演以来なので、8年ぶりです。
その時も思いましたが、今回も「嗚呼わたしも、鴻上も、観客も、年をとった」と思いました。仕方ないですねえ、初めて観た時は10代だったんだから、そりゃあ年だってとろうよ。
「裏切ったんじゃない、自分に負けただけだ。何度負けても、最後に勝てばいいんだ」
「人生に絶望しかないって思う方が、ずっと辛いと思うんだけどなあ」
中村雅俊演じる47歳の高校生(気負わずに熱い男を演じてました。力を抜いてああいう台詞を言えるのはさすがの一言。)の言葉に、「いいこと言うなあ」と思いながらも流している自分に、「ああ年をとったなあ」と感じてしまいました。
10代や20代の前半くらいなら、もっとズシンと心に響いていたと思うんですが、40代も間近となると心の表皮がすっかり硬くなってて、いけませんねえ。気持ちはいつでも柔軟にありたいものです。
中村雅俊ファンなのか、今回のテーマである「学生運動」からなのか、客席に年配の方が大変多かったです。第三舞台の頃にはあまりいなかった客層なんじゃないかなあ。
まあ、学生運動をしている69年の高校生も、舞台となる99年の高校生も、80年代に高校時代を送ったわたしにはどちらも遠かったです。
どちらも遠く、生徒側よりむしろ学校側に近いのが非常に切なかった。「学校側としちゃあ、文化祭は生徒の自主性に任せたい反面、教育委員会に問題にされそうな企画はやめさせたいのは当然だよなあ。特に私学じゃね」とかね。
ああ、年をとった。やだやだ。
鴻上×辺見えみりのアフタートークショーもおもしろかったです。
テーマは「恋と革命」(?)
「あの時代(69年頃)、学生運動やってた人たちだってさ、きっかけは『モテたい!』『目立ちたい!』だったと思うんだよなー。男の考えることなんてそんなもんよ」熱く真面目に世を憂いているさなかにだって、人は恋をするよね。
恋多き女辺見えみりも、年々「好きなタイプがなくなった」そうです。「健康で、背は普通で、不潔じゃなくて、わたしを好きになってくれるひとならいいな」なんか、わかる。
「じゃあさ、気になる人にアプローチかけて、どれくらい(期間)までなら待てるの?」「えー、3か月かな。1クールって大切ですよね」なるほど!
ところで、上演中は辺見えみりは客席にいたんですが、客席にいたときの方がかわいさが際立ってました。やっぱり一般人と同じステージに立つと、かわいすぎてもはや異種族。
もちろん舞台上の片瀬菜奈(芸能オンチのわたしは、全く知らなかったんですが)も、とってもかわいらしかったです。
はー、ええもん見ただ。
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